素因数分解計算機の使い方
- 素因数分解したい整数(2〜1兆)を入力します。
- 答え(例:360 = 2³ × 3² × 5)と、素数かどうか、約数の個数・一覧が表示されます。
- 途中式で、どの素数で順に割ったかを確認できます。宿題やテストの答え合わせに使えます。
- 「平方数にするには」の欄に、何を掛けると平方数(ある数の2乗)になるかが表示されます。
素因数分解とは
整数を素数だけの掛け算で表すことです。素数は 2, 3, 5, 7, 11, 13 … のように、1 とその数自身でしか割り切れない数です(1 は素数ではありません)。 どんな整数も、素数の掛け算の形はただ1通りに決まります。
素因数分解のやり方(はしご算)
- いちばん小さい素数 2 で割れるだけ割ります。
- 2 で割れなくなったら 3、次に 5、7 … と、小さい素数から順に割ります。
- 答え(商)が 1 になったら終わりです。
- 割った素数を全部掛け算の形で書き、同じ素数は指数(右上の小さい数)でまとめます。
例:360 の場合
- 360 ÷ 2 = 180
- 180 ÷ 2 = 90
- 90 ÷ 2 = 45
- 45 ÷ 3 = 15
- 15 ÷ 3 = 5
- 5 ÷ 5 = 1
割った素数は 2, 2, 2, 3, 3, 5 なので、360 = 2³ × 3² × 5 です。筆算では、割る数を左に、答えを下に書いていく「はしご算(すだれ算)」の形で書くと見やすくなります。
割り切れるかすぐわかる見分け方
| 割る数 | 割り切れる条件 | 例 |
|---|---|---|
| 2 | 一の位が偶数(0, 2, 4, 6, 8) | 358 |
| 3 | 各位の数の和が3の倍数 | 2,358(2+3+5+8=18) |
| 4 | 下2桁が4の倍数(00も含む) | 1,316(16) |
| 5 | 一の位が 0 か 5 | 1,245 |
| 6 | 2でも3でも割り切れる | 2,358 |
| 8 | 下3桁が8の倍数(000も含む) | 5,120(120) |
| 9 | 各位の数の和が9の倍数 | 2,358(和が18) |
素数かどうかの見分け方
ある数が素数かどうかは、その数の平方根までの素数で割ってみればわかります。たとえば 97 は √97 ≒ 9.8 なので、2・3・5・7 で割り切れなければ素数です(97 は素数)。大きな数はこの計算機に入れると一瞬で判定できます。
100までの素数一覧(25個)
2、3、5、7、11、13、17、19、23、29、31、37、41、43、47、53、59、61、67、71、73、79、83、89、97
よく出る数の素因数分解一覧
| 数 | 素因数分解 | 約数の個数 |
|---|---|---|
| 12 | 2² × 3 | 6個 |
| 18 | 2 × 3² | 6個 |
| 24 | 2³ × 3 | 8個 |
| 30 | 2 × 3 × 5 | 8個 |
| 36 | 2² × 3² | 9個 |
| 48 | 2⁴ × 3 | 10個 |
| 60 | 2² × 3 × 5 | 12個 |
| 72 | 2³ × 3² | 12個 |
| 84 | 2² × 3 × 7 | 12個 |
| 90 | 2 × 3² × 5 | 12個 |
| 96 | 2⁵ × 3 | 12個 |
| 100 | 2² × 5² | 9個 |
| 108 | 2² × 3³ | 12個 |
| 120 | 2³ × 3 × 5 | 16個 |
| 144 | 2⁴ × 3² | 15個 |
| 180 | 2² × 3² × 5 | 18個 |
| 210 | 2 × 3 × 5 × 7 | 16個 |
| 240 | 2⁴ × 3 × 5 | 20個 |
| 360 | 2³ × 3² × 5 | 24個 |
| 1,000 | 2³ × 5³ | 16個 |
約数の個数の求め方
素因数分解したときの指数に1を足して掛け合わせると、約数の個数になります。360 = 2³ × 3² × 5 なら (3+1) × (2+1) × (1+1) = 24個。 この計算機は約数の一覧も表示します。
よく出る問題:平方数にするには何を掛ける?
「108 にできるだけ小さい自然数を掛けて、ある数の2乗にしたい。何を掛ければよいか」という問題は、素因数分解で解きます。108 = 2² × 3³ なので、指数が奇数の 3 があと1つあれば、すべての指数が偶数になります。 答えは 3 で、108 × 3 = 324 = 18² です。
同じように、360 = 2³ × 3² × 5 なら、指数が奇数の 2 と 5 を掛けて 10(360 × 10 = 3,600 = 60²)です。この計算機では「平方数にするには」の欄にすぐ表示されます。
素因数分解の使いみち
| 使いみち | 例 |
|---|---|
| 最小公倍数・最大公約数 | 12 = 2² × 3、18 = 2 × 3² → 最大公約数 6、最小公倍数 36 |
| ルートの簡単化 | √72 = √(2³ × 3²) = 6√2 |
| 平方数かどうか | 指数がすべて偶数なら平方数(144 = 2⁴ × 3²) |
| 約数の個数 | 指数 + 1 を掛け合わせる |
2つ以上の数の公倍数・公約数は最小公倍数・最大公約数の計算機、ルートの簡単化はルート計算で求められます。
よくある質問
素因数分解とは?
整数を素数の掛け算の形で表すことです。例えば 360 = 2³ × 3² × 5 です。
どこまで大きな数を分解できますか?
2 から 1兆(1,000,000,000,000)までの整数を一瞬で分解できます。
約数の個数はどう求めますか?
素因数分解の各指数に1を足して掛け合わせます。360 = 2³ × 3² × 5¹ なら (3+1)(2+1)(1+1) = 24個です。